Watch Good Company! vol.12(広報まいづる3月号掲載)

 市内の若者や求職中の人に向けて、舞鶴の「働く場」を紹介するウオッチグッドカンパニー。今回は桑飼上にある「社会福祉法人成光苑 ライフ・ステージ舞夢」事業部長の山本さんと、ケアワーカーの小林さん、植木さんにお話を伺いました。

利用者が人生の主役
社会福祉法人成光苑 ライフ・ステージ 舞夢

プロフィール
 平成20年、大規模な福祉施設の空白地帯であった加佐地区に地域密着型介護施設として設立。高齢者のみならず、地域全体に貢献し、愛される施設を目指し、幅広い福祉事業に取り組んでいる。

山本さん 舞夢は平成16年の台風23号で甚大な被害を受けた加佐地区を中心に西舞鶴の皆さんから出た「高齢者が安心して暮らせる地域の福祉拠点が欲しい」との声に応えるために設立されました。現在、ショートステイやグループホームなどの一般的な介護事業はもちろん、福祉業界を希望する留学生へホームヘルパーの養成講座を開講するなど、広く地域に貢献しています。昨年の12月から市のウエアラブル活動量計の貸し出しを活用した企画を実施。日々の運動量を測定し、最も運動量の多いスタッフには商品を進呈するもので、30人が参加。職員の健康面やよりよい交流の促進にも役立てています。介護職の大変なイメージを払拭するため、SNSなども使い、より身近で愛される施設を目指しています。

小林さん 舞夢には現在58人の利用者が生活されています(1月31日時点)。ユニットリーダーとして、施設全体を統括しつつ、ほかのスタッフと同じように利用者の生活のお手伝いをしています。以前に比べて、介護用具や技術は格段に進化しています。介護の技術は、教科書で学べる事だけではなく、現場で実践しなければ、体得することはできません。

植木さん 舞鶴市出身で、舞鶴YMCA国際福祉専門学校の卒業生です。人のお手伝いをすることがとても好きで、福祉の仕事に興味を持ちました。9人の利用者のサポートをしていますが、私も介護用具や技術の進化を感じています。例えば紙おむつにしても、当て方も種類も一様ではありません。利用者が自然に過ごせるか考え、さまざまな研修に参加。個々に会ったおむつの当て方を模索しています。また、利用者の中には、会話ができる人もいて、私のことを覚えてくれるので、とてもうれしいです。

山本さん 死と直面するなど悲しいこともありますが、利用者が穏やかに生活する、とても充実した仕事です。スタッフは、利用者の人生の舞台の黒子として、できる限りのお手伝いをしています。介護の仕事は、人生の根幹に直面する仕事だと思います。就業前の職場体験もあり、福祉の仕事に少しでも興味があれば、一度職場の雰囲気を体験してほしいです。

「Watch!Good!Company!(広報まいづるH30.5月号~)」
「若もんワーク&ライフ(広報まいづるH28.5月号~H30.3月号に掲載)」のバックナンバーはこちらから

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