Watch Good Company! vol.9(広報まいづる9月号掲載)

市内の若者や求職中の人に向けて舞鶴の「働く場」を紹介するウオッチグッドカンパニー。
今回は、日立造船株式会社舞鶴工場内にある機械事業本部で岡村さんと奥田さんにお話を伺いました。

繊細×新しいものづくり
日立造船株式会社 舞鶴工場

プロフィール
 舞鶴の大きな会社の代名詞「日立造船」
平成14年に造船事業をジャパンマリンユナイテッドに移管した後、ごみ焼却発電施設をはじめ、海水淡水化プラントや、上下水・汚泥再生処理プラントなどを製造。造船事業と完全に縁が切れたわけではなく、船舶用の大きなディーゼルエンジンは熊本の有明工場などで製造している。舞鶴の機械事業本部では、大型の機械ではなく、映像記録機器などの精密機器の開発と生産、制御盤の組み立てを中心に行っている。

奥田さん 所属は電子制御ビジネスユニット電子機器製造部です。主に鉄道車両や船舶で制御部品として使用されている電子ユニットや鉄道版ドライブレコーダーである「トレインレコーダー」を製造しています。「トレインレコーダー」は、車両の前方や車内の映像をデジタルで記録する装置で、事象を確認するために現在多くの電車に設置されています。身近なところでは「特急まいづる」の運転席にも取り付けられています。
 主な仕事は、生産計画と工程管理です。人の命を乗せて運ぶ鉄道や船舶などの重要な部品製造のため、作業工程にミスは許されません。製品を作るとき、何本のねじを締め終わったのか、1本締めるたびに画面で本数が全自動で確認できたり、作業の工程を録画できたりするシステムをつくるなど、あらゆる工程でミスが起こらないように管理・検証しています。どうすれば欠陥品を出さないかを常に考えて管理に取り組んでいます。

岡村さん 一つでも製品に不具合が出れば、全ての製品を回収することになり、大きな損失が出てしまいます。同時に、今まで築いてきた社会的な信頼も失います。そうならないために、製品を組み立てる人のスキルに関係なく正確に作業できるよう作業を管理するシステムを構築し、現状よりも、さらに改善できるようやり方を日々模索しています。作っている製品がオーダーメードに近く、多品種・少量生産なので、どうしても機械化できない部分がありますが、今後はできる範囲で、作業工程も機械化できればと考えています。
奥田さん 仕事で携わっている電子・デジタルの分野は日々進化し、刻々と変化しているので、仕事でもどんどん新しい依頼があります。

 


岡村さん 新しい製品に携われるのでやりがいを持って仕事をできています。
奥田さん 中学の頃から将来は電子分野で「ものづくり」に携わりたいと思っていました。高校に入学後「電子コミュニケーション」を専攻し、今の職場に就職しました。今の職場はとても居心地がいいです。住み慣れた舞鶴でこのような仕事ができ、満足しています。

「Watch!Good!Company!(広報まいづるH30.5月号~)」
「若もんワーク&ライフ(広報まいづるH28.5月号~H30.3月号に掲載)」のバックナンバーはこちらから

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